2014/05/31

無趣味のすすめ

タイトルをみて意外性があったので読んでみた本(出版社の狙い通りの鴨?)。


無趣味のすすめ 村上龍 (幻冬舎文庫)


この著者はカンブリア宮殿というTV番組でインタビューアーをしていて、私もいつも楽しませてもらっていた。この本には世間で取りざたされている色々な風潮や流行り言葉、その背景にある凝り固まった考え方などに対する著者の意見が述べられていて、TV番組と同様に楽しくて一気に読み終えてしまった(ちょっと驚くほど文字が大きく、字数が少ないことも関係している)。
特に「効率化」と「ゆとり」、「仕事」と「生活」といった、対立関係で語られることが多い事柄が、ちょっと意識を変えるだけで融合して自然な「形」になりうることを指摘しているところが面白かった。

普通のとは違った、ちょっとひねくれた意見を聞くのが好きな人に、オススメです。

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